妊娠

先天性風疹症候群を知り、赤ちゃんを感染から守ろう!

実は、風疹はプレママが感染すると母体の赤ちゃんにも大変な悪影響を及ぼす病気ってご存知でした?

妊娠したら抗体検査を行うけど、万が一抗体を持ってなくて感染してしまったら赤ちゃんは「先天性風疹症候群」を発症する恐れがあります。

私は大丈夫って思っていませんか?
ただ、現実に「先天性風疹症候群」を発症して生まれてしまう赤ちゃんもいることを、心に留めておいてください。

万が一のために、原因や症状、治療法、予防方法などをお話したいと思います!

パッと読むための目次

先天性風疹症候群(略称CRS)とは?

先天性風疹症候群(略称CRS)とは?
先天性風疹症候群とは、妊娠中の女性が風疹にかかってしまうことが原因でお腹の中の赤ちゃんにも感染し、目や耳、心臓などに障害が出てしまう病気をいいます。

ママが予防接種を受けて抗体を持っているなら、再感染することはまずないに等しいです。

ただ、1979年4月2日~1987年10月1日生まれの人の殆どは予防接種を受けていません!

なので、他の世代に比べて接種率が低いため風疹の抗体を持っていない可能性が高く妊娠後初めて抗体がないことを知る人が多いようなので、特に注意が必要な世代です!

先天性風疹症候群の症状は?

風疹ウイルスがお腹の赤ちゃんに影響を及ぼすのは、妊娠12週未満の器官形成期に起こりやすいようです。

これは、目や耳、心臓などが形成される時期でもあり、先天性風疹症候群が原因で目や耳、心臓などに奇形などを発症することがあると言われています。

先天性風疹症候群の3大症状とは?・心室中隔欠損、心房中隔欠損などの先天性心疾患
・難聴などの耳の障害
・白内障などの目の障害
があります。

更に、それ以外にも糖尿病、発育遅滞、精神発達遅滞、網膜症、血小板の減少など様々な症状を引き起こす可能性があります。

先天性風疹症候群が発症する割合は?

先天性風疹症候群が発症する割合は?
妊娠中にママが風疹かかったから、絶対に赤ちゃんが先天性風疹症候群になるわけではありません!

割合としては、妊娠12週までに感染してしまった場合は、80~90%の確率で胎児感染があり、その内90%以上に先天性風疹症候群の症状が出てしまいます。

妊娠12週を過ぎると感染率も発症率も減少して、現れる症状も難聴が主なものになってきます。

更に妊娠18週あたりを過ぎれば感染率は40%くらいまで減少し、赤ちゃんが先天性風疹症候群を発症する確率はほぼ0%に等しくなります!

先天性風疹症候群の治療法は?

仮にお腹の中の赤ちゃんに風疹ウイルスが感染したと判断されても、赤ちゃんがお腹の中にいる内は治療法がありません。

出産後に、風疹ウイルスに感染しているかを確認の上で、白内障や心奇形の手術、難聴のリハビリなど現れている症状にあわせた対症療法を行います。

なので、根本的な治療法がないため、ご家族は事前に抗体があるのか、予防接種は受けたのかなどを確認し知っておくことが重要です!

先天性風疹症候群の予防方法は?

先天性風疹症候群の予防方法は?
万が一、妊娠してから抗体がないことを知ったとしても予防接種を受けることは出来ません!

だからこそ、妊娠をする前に抗体があるかどうかをまずは、確認し事前に予防接種を受けることが大切です!

また、万が一妊娠後に抗体がないことが発覚したのであれば、風疹に感染しないように気を付けるしか方法がありません。

人が多いところには出掛けない、出掛けるならマスク着用、手洗い、うがいは徹底することが重要です。

また、ママだけが予防をしてもご家族が風疹にかかってしまうとリスクが高まるため、パパや同居しているご家族にも風疹の抗体を調べて頂きなければ、皆で予防接種を受けましょう!

先天性風疹症候群のまとめ

予防接種を受けよう!
風疹の予防接種は、単独のワクチンも麻疹・風疹混合ワクチンもお近くの内科や小児科で受けることはできます(๑˃̵ᴗ˂̵)و

ただ、予防接種は保険の適用がないので、その費用は医療機関ごとに異なるようです!
一般的な費用は、「単独ワクチン」で5,000円(税込み)前後で「混合ワクチン」なら1万円(税込み)程になります。

稀に、市区町村によって摂取費用の助成も行っていたりするので、お住まいの会報や市区町村のホームページなどを確認して予防接種を受けるようにして下さいね(≧▽≦)

最後まで読んでくださってありがとうございます^^
今日も笑顔が一つ増えますように^^

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けんさん
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