2016年1月6日に環境省が発表した調査内容によると、
妊娠中にも喫煙をしていたママから産まれた赤ちゃんは、そもそも吸わないママに比べ、
赤ちゃんの平均体重が100g以上少ないことが発表されました。
更には、妊娠前、妊娠初期までの喫煙による影響も公開されています。
喫煙をされているママが原因で起こる、赤ちゃんへのリスクとは?
パッと読むための目次
低出生体重児が産まれる原因の一つは、あなたの喫煙です!
つい2日前にはなりますが、環境省などがこの度、妊婦さん約9000人を対象に、「子どもの健康と環境に関する全国調査」の結果を発表しました。
調べた結果によれば、喫煙していたママに比べ、タバコを吸わないママから産まれた赤ちゃんは、産まれた時の体重が平均100g以上も少ないことが判明。
もし、妊娠前にタバコを止めたとしても、低出生体重児の赤ちゃんが産まれる可能性は高いと言われています。
※低出生体重児についてはこちらの記事をご覧ください。
>>低出生体重児とは?
これまで、タバコを吸ったことがない妊婦が、出産した赤ちゃんの平均体重は約3096g
これが、喫煙者の妊婦が、出産した赤ちゃんの平均体重が、約2,959gと約137gも少なかった。
また、妊娠初期までにタバコを止めた妊婦さんの場合は、タバコを吸ったことのない妊婦さんに比べて約28g少ないとの結果だった。
妊婦が喫煙すると、さい帯血が減って胎児が低出生体重児になります。
結果からわかるように、妊娠中に喫煙するママはもちろん、仮に妊娠前にタバコを止めても、産まれてくる赤ちゃんへのリスクはあるということになります。
妊娠中の喫煙が胎内の赤ちゃんに与える影響やリスクは何がある?

早産や流産、更には死産の危険性も
- 自然流産や早産になる確率が約2倍にも・・・
- また28週以降に入ってからの死産が約1.5倍にも。
- 生後1週間に満たない間での新生児の死亡率が約1.3倍になります。
胎盤機能の低下が招く危険性
喫煙をすることで、母体の血管が収縮し、血流が悪くなります。
同時に血中酸素が不足し、 胎盤機能が低下をし、胎児への栄養や酸素が不足する可能性が高いです。
また、それらが原因で、前置胎盤や胎盤早期剥離などの危険性も高まります。結果、低出生体重児の原因にも・・・